米クラウドソーシングElanceのオンライン雇用レポート(2012年第3期)


Elanceから、2012年第3期(7~9月)のオンライン雇用レポートが発表されました。
元記事:Global Online Employment Report – Q3 2012

数値サマリ

  • 仕事数:220,000
  • フリーランスへの支払額:$500,000,000
  • クライアント登録数:89,000
  • フリーランス登録数:239,000

トレンド

不景気な都市のフリーランスが稼いでいる

アメリカでは、景気が良くない州に住んでいるフリーランス程、収入が大幅に上がった傾向がみられた。
失業率が全米平均の8%を超えている以下の州が例として挙げられる。

  • ミシシッピ州(+21%)
  • フロリダ州(+18%)
  • ジョージア州(+17%)

失業中のハイスキル人材が、稼ぎ口をオンライン上に求めだしている。

セキュリティ人材の需要増

セキュリティ関連の人材に対する需要が急激に伸びている。

  • セキュリティエンジニア(+448%)
  • セキュリティ分析(+326%)
  • セキュリティ管理者(+87%)

企業規模問わず、生産性やコラボレーションにおける優位性を獲得するために、クラウド環境を利用企業が増えている。安全を求める企業にとって、クラウド環境におけるセキュリティは必須要件となってきている。

オンラインマーケティングに関する求人の増加

セールス&マーケティング関連の仕事が、前年比で40%伸びている。
潜在的な顧客との間のチャネルが多様化し、彼らとの接点が増加していることが、オンラインマーケティングサービスへの需要を後押ししている。
特に、以下の3職種については、伸び率が著しく大きい。

  • ソーシャルメディアマーケティング(+157%)
  • マーケティング戦略(+136%)
  • リードジェネレーション(+136%)

ちょっとハイスキルなライティング作業の増加

前年に比べて、ライティングカテゴリの仕事が176%増加した。
増加幅が大きいものは以下の3つ。

  • スピーチ原稿(+474%)
  • 原稿執筆(+371%)
  • スポーツ記事(+282%)

雇用トレンド

投稿された仕事の割合

クリエイティブ系とIT/プログラミング系で約8割を占める。

発注者の多い国TOP10

  1. アメリカ
  2. オーストラリア
  3. イギリス
  4. カナダ
  5. ドイツ
  6. アラブ首長国連邦
  7. オランダ
  8. イスラエル
  9. シンガポール
  10. スウェーデン

日本はTOP25には入っており、伸び率では15%以上とトップクラス。

フリーランストレンド

受注者の多い国TOP10

  1. アメリカ
  2. インド
  3. パキスタン
  4. ウクライナ
  5. イギリス
  6. ロシア
  7. カナダ
  8. ルーマニア
  9. フィリピン
  10. 中国

仕事カテゴリ別の収入

フリーランスが稼いだ仕事カテゴリ毎の収入

雑感

フリーランスに支払われた金額の推移をみると、着実にオンラインでの仕事取引が進んでいるという実感です。
日本は発注者の増加率が15%以上となっており、日本においてElanceが普及してきているのかが気になります。
発注国ランキングと受注国ランキングをみるに、先進国の仕事を新興国の人材が受注して稼いでいる事が分かります。賃金差を利用して安価に新興国で仕事をしてもらうと、自国内の仕事は減っていく一方です。
Webと英語で繋がった世界では、世界中の人材が競争相手になるという、厳しいけれどもフェアな時代になっていくのでしょうか。


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