活性化する国内クラウドソーシング(新規参入・資金調達)


海外のクラウドソーシング情報をお伝えする本ブログですが、最近、国内のクラウドソーシングが盛り上がってきているので、例外的に、国内事情について書きます。

今年(特に今年度)に入ってから、クラウドソーシングサービスへの新規参入や、既存サービスの資金調達などが増えてきています。
4月以降に発表された事例をご紹介します。

新規参入

  • CREAMi(4月)
  • クリエイター特化のクラウドソーシング。

  • Wemake(4月)
  • ものづくりに特化した、アイデアと製造のクラウドソーシング。実際の製品化に必要なプロセスは、サービス側が担当してくれるようで、GEとの提携を発表したアメリカのQurikyに近いコンセプト。

  • クリ博ONLINE WORK(5月)
  • 映像作品の企画、制作を行うイマジカ・ロボットホールディングスが運営する、デザイン・エンジニアリング特化型のサービス。

  • TALENT(6月リリース予定)
  • フルスピードが、6月にオープン予定のサービス。ランサーズのように、幅広いジャンルの仕事を対象にしている。

  • メディアフラッグ(9月リリース予定)
  • 既存の自社サイトの登録ユーザ向けに、デザインやタスク系の仕事をクラウドソーシングできるプラットフォームとなる予定。

  • Ameba(時期未定)
  • 5月22日にサイバーエージェントがクラウドソーシングを開始すると発表した。ママ事業部を新設し、子育て中の母親向けのライティングクラウドソーシングを第一弾として始める。

資金調達

  • Gengo(4月)
  • インテルキャピタルをリードに、6カ国の6社のVCから合計1,200万ドルを調達。世界中から調達するところが、翻訳サービスのGengoらしい。シリーズA以降、売上を4倍に伸ばしてのシリーズB投資となった。
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  • ランサーズ(5月)
  • グロービス・キャピタル・パートナーズとGMOベンチャーパートナーズから約3億円を調達。本社も鎌倉から渋谷に移転。
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  • Voip!(5月)
  • East Venturesから調達(調達額は非公開)。Voip!は今年1月にリリースされた音声素材のクラウドソーシング。
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感想

ワーカーの数が重要となるクラウドソーシングサービスへの新規参入は、以下のいずれかの場合は、参入の敷居が低くなります。

  • ワーカー候補≒ネットユーザーとなる、比較的簡単な仕事(タスク系)
  • 既に会員基盤を持っている(既存ユーザをワーカーに転換させることができる)
  • ジャンル特化型(認知対象が絞り込まれるためワーカーを集めやすい)

他方、ランサーズのような、オールジャンルのプラットフォームは、下地がない中での新規立ち上げは厳しいのではないかと思います。
また、ワーカーが集まっても、仕事がなければ定着してくれません。ワーカーと仕事の両方を集めていくことが、クラウドソーシングでは重要となります。

新規参入のラッシュは、クラウドソーシングの可能性が世の中に認知されてきている現れだと思いますし、可能性が認知されれば、投資を始めとしたヒト・モノ・カネの流入が加速するでしょう。相次ぐ大型の資金調達も、その期待の現れだと思います。


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